替折釘で打たれた板壁
2017年5月18日 / 金物のはなし
先日、とある地方で古くからの村を歩く機会がありました。
その中で見つけたのが焼き杉板を替折釘で打った板壁。
整然と並ぶ釘頭が建物に心地よいリズムを与えています。
和釘を用いた板壁の範ともいえるでしょう。
現在ほとんどの現場で洋釘が使われるようになっています。
和釘を用いる理由は和釘が角足であることから木材と強く結びつくことが挙げられますが、
それよりまず、本来的であるからです。
和の建築には和の用材を。
違和感なく築き上げることができます。