根引き松 取り付け方 「頭巻釘」
2019年12月12日 / 金物のはなし
当店は和のしつらえにまつわる金物を主に取り扱っておりますので、
お正月を迎える準備にも和の金物、和釘を用いることをおすすめしております。
玄関の門松として京都を中心によく用いられるのがこの根引き松。
根引き松は雄松(右・黒松)と雌松(左・赤松)を対にして飾るのが正式なものです。
その姿は写真の通り。
雄松は真っ直ぐに芯が通っております。
雌松は柔らかな表情を持っています。
立ち上がり部分に奉書を巻き、水引を結びます。
玄関の根引き松を飾るのにはぜひ頭巻釘を使ってください。
和釘の中でも最も頭が小さいのが頭巻釘。
根引き松の取り付けにはこの頭巻釘で止めるのが、最も美しいです。
根引き松は少し打ち付け、軽く止めるだけで十分ですから、
軸になるところの目立たない部分を見極めて打ってやってください。
頭が小さいので釘は全く見えません。
頭巻釘は6分(18mm)のもので十分です。
当店では少しの本数でも皆さんに使っていただきやすいよう、
和釘など少量の場合、郵便でお送りさせていただいております。
1本から発送できますのでぜひお気軽にお問い合わせください。